こんにちは!元NICU看護師のゆいです。
いよいよ夏本番!あせもに悩んでいるパパ、ママも多いのではないでしょうか?
今回は、新生児のあせもの原因から予防策、ケア方法、受診の目安まで詳しく説明します。
新生児のパパ、ママ、育児に携わる方必見です。
1. あせもができやすい原因
新生児は非常にデリケートな肌を持っており、汚れや汗の成分による刺激に弱く、皮膚トラブルを起こしやすいです。
1. 汗腺の未発達
新生児の汗腺はまだ十分に発達していないため、汗をうまく排出できずに肌に残ることがあります。
2. 過剰な汗
新生児は体温調節が未熟であるため、環境温度が少し高いだけでも多量の汗をかきやすいです。
特に夏場や暖房が効きすぎた室内では、あせもが発生しやすくなります。
3. 摩擦
肌と肌、または肌と衣服の摩擦が原因であせもが発生することがあります。
特に首、腋の下、股間などの部位が影響を受けやすいので、あせもができていないか見てあげてくださいね!
4. 不適切な衣類
通気性が悪い衣類や合成繊維の服は、汗を吸収しにくく、あせもの原因となることがあります。
新生児におすすめの素材は、「ガーゼ素材」「天竺(てんじく)素材」「メッシュ素材」です。
洋服選びの参考にしてくださいね。
2. 予防策
以下の点に気を付けて、あせも予防してみてください!
1. 適切な温度管理
室内の温度を快適なレベル(24~26度)に保ちましょう。
特に夏場はエアコンを活用し、冬場は過度に暖房を効かせないようにしましょう。
2. 通気性の良い衣類
綿素材の服を選び、通気性の良い衣類を着せることが大切です。
また、汗をかいたらすぐに着替えさせるようにしましょう。
3. こまめな汗拭き
汗をかいたらこまめに拭き取り、乾燥させることが必要です。
柔らかいタオルやガーゼを使用して、優しく拭き取ってください。
4. 入浴
毎日入浴させ、肌を清潔に保つことも重要です。
ただし、石鹸の使用は控えめにし、肌に優しいベビーバスを選びましょう。
5.保湿
肌が乾燥すると症状が悪化することがあります。無香料の保湿クリームを薄く塗り、肌を保湿しましょう。
3. 受診する目安
以下のような場合には、速やかに医師の診察を受けることをお勧めします。
1. 発疹が広がる
あせもが広がり続ける場合は、感染症の可能性も考えられます。
2. 膿が出る
発疹が膿んだり、黄ばみを帯びた液体が出る場合は、細菌感染の可能性があります。
3. 発熱
あせもとともに発熱が見られる場合は、他の病気の可能性も考えられるため、受診が必要です。
軽い症状でも、受診して薬を処方してもらった方が治りが早いので、受診することをおススメします。
最近は、オンライン診療もあるので、病院を受診するのに躊躇する新生児でも手軽に薬を処方してもらえますよ!
4. あせもが悪化するとどうなるか
あせもが悪化すると、以下のような症状が現れることがあります。
1. 細菌感染
あせもがひどくなると、細菌感染を引き起こし、皮膚が膿んだり、痛みを伴うことがあります。
2. 熱中症のリスク
あせもが原因で体温調節がうまくいかず、熱中症のリスクが高まることがあります。
特に夏場は注意が必要です。
3. 肌荒れ
長期間放置すると、肌が荒れ、乾燥しやすくなるため、早めのケアが重要です。
まとめ
・汗をこまめに拭く、毎日入浴して皮膚を清潔に保つ、保湿をすることであせもを予防する
・あせもができた場合は、軽度でも病院受診をすることで回復が早くなる
新生児のあせもは、適切な予防とケアで軽減できます。
病院受診する際は、小児科か皮膚科になりますが、みくりのおススメは「皮膚科」です!
皮膚科の方が、処方される薬が適切な病院が多いです。
小児科の方は、赤ちゃんの肌負担を考慮してだと思いますが、弱い薬を処方されることが多く、治るまでの期間が皮膚科に比べると遅い印象があります。(あくまでも個人的な意見です)
皮膚トラブルは、放っておくと、炎症を起こして感染症になったり、アトピーになったりすることがあるので、早めに受診してくださいね。
質問や疑問があれば、ぜひコメントやメッセージを送ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも一緒に育児を楽しみましょう!
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