こんにちは!元NICU看護師のゆいです。
この記事では、これから出産を控えている妊婦さんとそのパートナーさんに向けて、胎児のエコー写真の見方について詳しく解説します。
エコー写真に書かれている略語って何?と思ったことありませんか?
略語が分かると、赤ちゃんの体重や頭の大きさが分かります。
ぜひ参考にしてみてください!
1. 赤ちゃんのサイズを示す略語について教えて!
エコー写真には多くの略語が記載されています。
これらの略語の意味は以下の通りです。
AC (Abdominal Circumference) | 腹囲 |
AGE(GA) (Gestational Age) | 妊娠週数 |
APTD (Anteroposterior Thigh Diameter) | 大腿骨の前後径。大腿骨の長さを測定し、骨の成長を確認しています。 |
BPD (Biparietal Diameter) | 頭蓋の横径。赤ちゃんの頭の横幅を測定し、脳の発達を確認しています。 |
CRL (Crown-Rump Length) | 頭殿長。頭からお尻までの長さのこと。 |
FL (Femur Length) | 大腿骨長。大腿骨の長さを測定し、骨の発育を確認しています。 |
SD (Standard Deviation) | 標準偏差。測定値のばらつきを示し、正常範囲内かどうかを確認しています。 |
TTD (Transverse Trunk Diameter) | 胴体の横径。赤ちゃんの胴体の幅のこと。 |
EFW (Estimated Fetal Weight) | 推定胎児体重。 |
2. 経腟エコーと経腹エコーの違い
エコー検査には経腟エコーと経腹エコーの2種類があります。それぞれの違いについて見てみましょう。
経腟エコー
- 特徴: 経腟エコーは、膣内にプローブを挿入して行う検査方法です。
- 利点: 初期の妊娠(8〜12週)では、より高解像度の画像が得られます。
- 用途: 妊娠初期の胎児の確認や子宮内膜の状態を詳しく見ることができます。
経腹エコー
- 特徴: 経腹エコーは、腹部にプローブを当てて行う検査方法です。
- 利点: 妊娠中期以降(12週以降)に適しています。
- 用途: 赤ちゃんの成長や羊水の量、胎盤の位置などを確認することができます。
いつから経腹エコーになるの?
経腟エコーは妊娠初期に使用され、妊娠12週以降は経腹エコーに切り替わるのが一般的です。
妊娠初期は、胎児が小さく、経腹エコーでは胎児を確認しにくいため、経腟エコーで診察をします。
経腹エコーは、胎児の全体像を把握しやすいため、妊娠中期以降に利用されます。
3. 心拍が確認できる時期
赤ちゃんの心拍は妊娠6〜7週頃に確認できることが一般的です。
この時期には、経腟エコーを使用して心拍を確認することが多いです。
心拍が確認できることは、妊娠が順調に進んでいるサインです。
4. 性別の確認ができるのはいつ頃?
赤ちゃんの性別は妊娠16〜20週頃にエコー検査で確認できることが多いです。
しかし、赤ちゃんの体勢や胎盤の位置などによっては、確認が難しい場合もあります。
先生によっては、聞かないと性別を教えてくれない先生もいるよ。
妊娠16~20週頃に入ってから、エコー検査を受けるときに聞いてみると良いよ◎
5.まとめ
胎児のエコー写真の見方について詳しく見てきました。
エコー写真には多くの情報が含まれており、それを理解することで、赤ちゃんの成長や健康状態をより深く把握することができます。
エコー検査を通じて、赤ちゃんとの絆を深めていきましょう。
質問や疑問があれば、ぜひコメントやメッセージを送ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも一緒に育児を楽しみましょう!
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